着物がたり

賢い対処法☆浴衣着くずれ予防編

▼着くずれを防ぐ工夫で、着姿をもっと美しく!

普段着ている洋服と構造も勝手も違う浴衣。
着なれない人にとっては特に着くずれしやすいものです。
しかしこの着くずれの可能性をちょっとした工夫でグッと抑えることができるのです。
着くずれを防ぐ工夫は、着姿を美しく見せる工夫でもあります。
ぜひこれらの工夫を取り入れ、浴衣でのお出かけを積極的に楽しみましょう。

▼ポイントは身体の凹凸を極力なくすこと。

美しい着姿を作るコツの一つ目は補正にあります。
ウエストにタオルを巻いたり、お尻の上の凹んでいる部分にタオルを当てて、 なるべく凹凸のないフラットな身体に補正すれば着崩れしにくくなります。
ただし、暑い夏場は簡素にウエストの汗取り程度に補正してみるとよいでしょう。
できるだけフラットに見える補正が、あとの着姿を美しくし、なおかつ着くずれの予防につながります。
自分の身体の特徴をつかんで、補正の練習をしてみましょう。

▼和装小物を上手に活用して着姿を美しく

便利な現代!着くずれを予防し、着姿を美しく見せる便利なアイテムがあります。 ここに浴衣を着用する際に便利なアイテムをご紹介します。

★衿くずれ防止の強い味方 【着物ベルト】 衿が開きやすい浴衣におすすめなのが「着物ベルト」や「コーリンベルト」と呼ばれているもの。
ゴムとクリップでできていて両衿を挟むように使います。 衿が固定されるので、衿崩れの防止が期待できるアイテムです。



★おはしょりをしっかり固定 【伊達締め】 着物の衿合わせを崩れにくくし、おはしょりの底をまっすぐに整えるための伊達締め。
絹素材のものから、シャーリングタイプのもの。端をマジックテープで留める一重巻きタイプのものまで様々な素材のものがあります。
使用感やお好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。



★帯にシワを寄せない 【帯板】 「前板」とも呼ばれています。帯を巻く際に胴(前側)につけるものです。 帯板をすることで帯のシワがすっきり伸びて美しく見えます。 シワがよらないだけではなく帯が締まり過ぎるのも防いでくれます。


▼浴衣の着付けのポイントは「涼しげにすっきりと」

浴衣の着付けのポイントは「着姿を涼しげにすっきり見せる」ことです。
浴衣の季節は、夏素材の下着や和装小物を取り揃えているお店も・・・。
着付けに必要な和装小物を探して一度、専門店を覗いてみてはいかがでしょうか。 夏用肌着や浴衣用肌着など涼しいタイプのもの下着を上手に取り入れて浴衣を涼しげに着こなしましょう。

夏用肌着

夏用帯板