呉服のもろふじは、多くの皆さまの支えによって創業55周年を迎えることができました。 節目であることの詩に着物や帯などの商品を通じてお客様とのご縁をつなぎ深めたいとの想いで創業55周年記念商品として「正絹ストレッチ長襦袢」をラインナップさせていただきました。
ぜひ店頭でお手に取ってご覧ください。

正絹ストレッチ長襦袢

通常「糸」は複数の糸をねじり合わせることでよって強度をたもっています。
撚りの強さによって「甘撚り」「普通撚り」「強撚等」と区別されており、撚り数の多い糸を「強撚糸」といいます。
この度ご提案させていただく長襦袢にはこの強撚糸を緯に使用することより、絹なのにストレッチがきいた「強撚糸ストレッチ長襦袢」を実現しました。
お着物を着用される皆様が少しでも楽に動けるようにとの想いでセレクトしました。

生地

古くから絹の産地として名高い石川県小松市の紋織を生かした「小松ちりめん」を使用。裾さばきの良い上質な生地です。

お色

フォーマルとお洒落用に適したお色味をご用意しました。

文様

紋綸子 立涌鱗文様（たてわく うろこ もんよう）
「地紋は鱗を立涌の縞の中で大小変化させ組み合わせた文様です。
立涌の縞で鱗の上下を切り替えることで天地のない地紋となっております。


鱗（うろこ）
うろこ文様は三角形を交互に並べた幾何学文様です。
魚や龍、蛇の鱗に似ていることから「うろこ文」と呼ばれるようになりました。
うろこ文は古墳の壁画や土器にも描かれており、大変長い歴史を感じさせます。
うろこ柄は厄を落とし再生する脱皮と繋がり、身に着けると厄除けや悪霊を退けるとされています。


立涌（たてわく）
立涌は立枠（たちわき）とも呼ばれ、水や雲などが水蒸気となって ゆらゆらと立ち上がっていく姿を文様にしたもので、 古来より蒸気が立ち上がる様は吉祥とされてきました。